子どもが自立するための土台づくり

 

 

 

幼少期に手をかけてあげる。

建物に例えると、基礎工事をしっかりするということです。

 

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基礎工事がしっかりしていないと、その後の教育にお金をかけても、

いい大学に入れても、人として大切な部分にほころびが出できてしまいます。

いくら見栄えが良くても、土台がしっかりしていなければ、不安定で、

小さな地震でも傾いてしまうのと似ています。

 

時間がかかっても、土台をしっかりと丁寧にしておくと、

その強さはゆるぎないものになります。

 

 

 

どうか、急ぎすぎず、しっかりと土台を作ってから、次へ進んでください。

 

土台がしっかり作られてから自立すれば、人生の雨風にも耐えられる立派な人になっていきます。

 

 

 

自分は存分に可愛がってもらえたという経験があれば、人も信じられるし、

自分を信じることもできるようになります。

 

幼いころから、自分をしっかり受け入れてもらって、いっぱい助けてもらう

そうした経験をした子どもは、規則やルールなどの約束事を守ったり、

友達や周りの人の気持ちを受け入れたりする力が身に付きます。

 

 

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・いじめをする子は「悲しみを分かち合う感情」が十分に育っていない。

 

もとを正せば、その子は「人と喜びを分かち合う経験」が少なかった。

 

仲間同士で、安心して頼ったり、頼られたりできる関係を築けない子は、

”いじめる・いじめられる”不幸な関係に陥りやすい。

 

 

 

 

 

生後4~5か月の赤ちゃんは、自分が喜んでいるとき、お母さんにも喜びを感じてほしいと思うようになるといいます。

 

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喜びを分かち合うところから、人間的なコミュニケーション機能が発達していきます。

 

そうした経験を積み重ねてきた子は、自分に対しても人に対しても、

寛容に育ちやすく、豊かな人間関係を築きやすい。

 

具体的には、「子供の話をよく聞く」「子供が求めることを叶える」などです。

子どもの年齢は、それほど重要ではありません。

 

また、子どもが悲しんでいるとき、親も悲しむ姿を見せることです。

 

それが、人間的なコミュニケーション、人間らしさでしょう。

 

子どもは、親と喜びや悲しみを分かち合えた喜びをもって、しっかりと自立していきます。

 

 

 

 

あらゆる場所でも、いくつになっても、「いつも私を気遣ってくれる家族がいる」

 

自分を守ってくれる存在が生み出す安心感や喜びは、生きる力を与えてくれます。

 

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社会のルールや約束を守りながら生きるには、自分はひとりじゃない。

いつも見てくれている人がいるという実感を持つことが必要だと思います。