子どもの選ぶ道

 

 

 

親は子供のことが心配で、「こうしなさい」と、子どもに指示を出したくなったり、

失敗しないようにと先手を打って、子どもが歩む道にレールを敷こうとしたりします。

 

これでは、子どもは自分で考えることができなくなり、何事も人任せになってしまいます。

 

子どもを前から引っ張り上げるのではなくて、後ろからそっと押してあげるイメージです。

 

子どもが本気で取り組めるようになるまで、待ってあげる。

親は応援しながら、本人が本気になるのを「待つ」しかないのです。

 

 

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本人がやりたいと言ったことに対して、親が黙って背中を押してあげると、子どもなりに努力します。

 

しかし、多くの場合「待つ」ことができずに、親が方向を決めたり、変えたりしてしまうので、子どもの意欲を削ぐのです。

 

子どもは、必ず自ら関心を持ち、選び、努力し、自立していきます。

 

思い切って、子どもに任せてみましょう。

 

 

もどかしいし、イライラすることもあるかと思いますが、「自分はこうしたいんだ」という確かな志を子供が持ってくれることを待ちましょう。

 

 

 

 

 

 

 

子どもが選んだ道を否定しない。

 

親としてはハラハラすることもあるでしょう。

 

悩むこともあるでしょう。

 

子どもの考えを受け入れる。笑ったり、けなしたりしない。

 

どうすればいいか一緒に考えたり、親は子供より人生経験があるので、人生の先輩としてアドバイスするのはいいと思います。

 

無謀だと思えることや、親には縁のない世界でも。

 

そこで、道が開かれなければ、しかたない。

 

子どもが選ぶ道を、親は後押ししてあげる。

 

 

 

 

さいころから、「ああしなさい」「こうしなさい」と指示されながら育った子は、

自分が何をしたいかわからなくなり、親子の間の会話に本音が少なくなります。

 

幼い子が親の顔色をうかがっているのは、かわいそうだと思います。

 

 

家庭の中に、子どもが自分の本音を言えるような雰囲気をつくってあげましょう。

 

 

子どもが本音を話したとき、さえぎることをせず、最後まで聞いてあげましょう。

 

もし、意見があるなら、「私はこう思うな」と話し合ってみてください。

 

親に言いたいことも言えないような子は、何を考えたりしているか、自分でもわからない子になります。

 

これは悲しいことです。

 

言わせるだけは、思いっきり言わせてあげてほしいです。

 

子どもの自尊心を傷つけるような否定の仕方ではなく、「私はこう思う」と

わかりやすく伝えましょう。

 

言いたいことも言えなかったり、感じたいことも感じられないような状況は、

子どもの人生の幅を狭めています。

 

子どもは、何を感じ、どう考えているか。

子どもが本音で話している会話を大切にしてください。